東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上海岸にスナガニが帰って来ました。震災前に宮城県の絶滅危惧種に指定され、その姿を見ることが難しくなっていたスナガニが帰って来たというニュースは、仙台湾沿岸で活動する地域の活動家たちの間にすぐさま伝わり、それをきっかけにして、沿岸地区の気仙沼、石巻、仙台、名取、亘理の各団体がその数を調査、発表する「スナガニ調査報告会」が毎年行われるようになりました。スナガニ調査は、これからも継続して行われる予定となっており、「最低１０年は続けていこう」と活動家たちは意気軒高です。ゆりりん愛護会では、海岸林再生事業と 共に、海岸全体の生態系や生物多様性にも留意した活動を展開し、会の目的とする「健康で美しい海岸の創造」に向けた動きを一層活発にしていく考えです。

ゆりりん愛護会
代表 大橋信彦 / e-mail : Nobuhiko-o@outlook.jp / 電話：090-7066-6014