もりハグ!広場
クロコノマチョウの幼虫を発見。自宅で羽化させ放蝶しました!
ナシオン創造の森育成会(兵庫県西宮市)
2022年10月19日
みんなのもりハグ!ナシオン創造の森にはどのような昆虫がいるのか、昨年から伊丹昆虫館学芸員を講師に迎えて、森林インストラクター兵庫会と共に昆虫観察を3年間行い種の把握に努めています。今年は9月13日に行い、その中で幼虫の時と成虫になった時に住処とする環境が違う昆虫がいることに気づきました。写真のクロコノマチョウがその一頭です。
開けた草地で背の高いススキの葉に産卵しススキの葉を食べて幼虫期を過ごします。そして羽化し
成虫になると林内の樹液を吸っています。草地と森林があることでこの蝶が育ちます。
写真は今年の観察会で草地のススキでクロコノマチョウの幼虫を育成会員が見つけ、自宅で羽化させ放蝶しました。
約14haの森には草地と浅い水場、広葉樹林、スギ、ヒノキの人口林、沢、がありこれらの環境を利用して様々な生き物がいます。
地元の小学生、中学生にこのような環境を利用して自然体験学習を行い、この環境の維持には人の手も必要であることを伝えています。
ナシオン創造の森育成会