全国仲間たち
活動ニュース

【活動レポート】「市民の森」を楽しく歩こう 

「市民の森」を楽しく歩こう


古賀グリーンパーク内の「市民の森」は密な森になりつつあったことから、落葉散る露地歩道を明るく楽しく歩けるように開放感を求め、鬱閉状態から日照率を考慮して除伐を進めました。
着手にあたっては、平坦地を対象に測量した結果、面積は305㎡でした。
その305㎡内の木々に、通し番号で278本を確認して樹種名を単木毎に胸高直径、樹高を計測して記録し、
全木の樹種毎本数、材積を算出しました。

 

 

次に、現地では番号から除伐木を選木して目印をつけ、その後、除伐木を手鋸、刈払機、私物電動チエンソーを使い伐倒し、樹幹、枝条を一定の長さに切断して、区域の外側に整理して完了しました。

 


その結果、露地歩道の森は一段と明るくなり、親しみやく、歩きやすい森に一変しましたので、今後、公園を訪れる散策者は春夏秋冬の森の変化を楽しむことができる一角の森になりました。

SDGs・森の豊かさを守る

森の手入れとして除伐による森林整備を行うことは、持続可能性のある森を育てています。同時に生物多様性のある森が生まれます。森づくりは、森林の持つ多様な役割を高めます。
森による二酸化炭素を吸収し、酸素を放出し人や動物にとって大切な働きをしています。

人は、森を育て、木と触れあい、木に学び、木と共に生きることは大切です。

円グラフを見ると除伐前から除伐後の変化が分かります。

・除伐本数 129本  残木本数 149本   合計 278本
・除伐前材積4,618㎥ 除伐後材積 3,722㎥ 伐倒材積 0,896㎥ 
・本数除伐率:46.4%で、材積除伐率:19.4%でした。

現地は樹齢20~40年生の比較的若い森で、下木は細い樹々が立つ森でした。留意したことは、除伐率に留意しつつ、ハゼノキを排除しました。また、未来に残す森づくりの一例として、古賀市及び古賀里山を守る会会員と支援の方々の力の結集によって、記録を残すことが出来たことに感謝しています。


古賀里山を守る会
取纏担当
宿理 英彦
野口 浩平