全国仲間たち

グラウンドワーク大山蒜山

 大山は中国地方の最高峰で、広く国立公園に指定されているが、山麓の山里地帯は、過疎高齢化など社会構造の変化から林野の荒廃が進み、かつてみられた昔懐かしい山里の風景とあわせて、地域固有の生態系が失われつつあったが、大山の山麓域で自然環境や景観の保全に実践的に取り組み、子どもたちの環境学習や自然体験活動を進める団体も存在しなく、その必要性をもとに団体を設立。
昔懐かしい山里の自然や風景やギフチョウなど野生生物の保護保全活動とあわせて、農山村での生活文化について関心を広め、自然と共生して暮らす楽しみや日本の自然や景観の魅力や大切さを認識してもらうことで、美しい日本の自然と風景の保全再生を進めることを目的としている。

活動ニュース

この団体のニュース一覧

団体の主な活動

過去8年間にわたり、大手飲料水メーカーからの委託でサントリー「水育」森と水の学校奥大山校の自然体験環境学習プログラムづくりや企画運営に係わってきた。現在は、ナメクジ山丘陵や日光地区(鳥取県伯耆町)において自然再生活動や自然体験学習活動を進めており、ここ拠点とした大山での自然体験型環境学習プログラムづくりを進めている。
中心的な活動して、大山西南麓の日光地区とナメクジ山丘陵を中心に、森林・草原・農地・湿地がモザイクをなす山麓の環境の再生し、絶滅が危惧される希少野生物と地域固有の生態系の保護保全を進めるとともに、奥山里山の環境を活用して児童とその保護者を対象に自然体験学習会を開催。

2023年4月から、グラウンドワーク大山蒜山の主たる活動場所である大山西南丘陵山地(大山アクティブエコミュージアム)の空撮動画を、こちら(https://youtu.be/IN-XETtysAk)のYouTubeにアップしているので、よろしければご覧下さい。

活動で大事にしていること

有効な活用がなされないまま放置されている遊休林野は大山の山麓だけでなく、全国に広く分布している。里山再生によって、良好な林野の環境が蘇り、子どもたちの自然体験に適したフィールドとなる林野域は、ナメクジ山丘陵のほかにも、ハマナンゴ周辺や集落周辺にも日光地区でも多くみられ、これらの場所についても、生物多様性や地域生態系の保全・希少野生生物の保護とあわせて、美しい山麓の風景が蘇らせて活用する活動に取り組んでおり、遊休林野のワイズユースの考えを大事にしている。

団体の特長

ササ藪が広がり、長年にわたり入山が困難になっていたナメクジ山丘陵であったが、この丘陵地を越えて麓の山里(日光地区)と大山(大山寺)を結ぶトレッキングルートをササ刈りによって整備している。
日本百名山でもある大山は、これまで「登山の山」として多くの登山客に利用されてきたが、美しい大山の山容を眺めながら、山歩き・森歩きを楽しむ眺望のよい自然歩道が少なく、尾瀬や奥日光、上高地のようなハイキング利用はあまりなされていなかった。
とりわけ、大山の西南部の山林域は、山や森に入る自然歩道はなく、空白地帯とされていたが、このルートの整備により、大山は奥山と里山の自然を楽しむ「歩く山」としての魅力を備えることになった。

今後の課題

外から多くの人がやってくると、問題もあり、道迷い・転倒・蜂刺されなどの事故対応、ゴミ、駐車・昼食・休憩の場所、トイレ、野生生物への影響、立入禁止場所への踏み入れなどの課題もある。これら課題に対し、ナメクジ山丘陵への入山のためのカントリーコード(地域ルール)づくりを進めるとともに、トレッキングツアーや自然体験学習会を開催したり、入山料や環境再生への協力費など、地区や集落に収益が発生する仕組みづくりを進めている。

『もりハグ!』サイトを通じて、他団体と情報交換したいこと

森林景観保全と活用

団体情報

団体名グラウンドワーク大山蒜山
ジャンル
活動場所鳥取県西伯郡伯耆町大内地区
最寄り駅JR伯備線伯耆溝口駅
電話番号0859-75-2327
携帯電話番号090-4579-8053
ホームページhttp://www.gw-daisen-hiruzen.com/

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