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【もりハグ!勉強会(2025年3月15日開催)レポート その3】湘南二宮・ふるさと炭焼き会さんの活動事例
湘南二宮さんでは里山林をあの保全活動しながら取れた材を炭にして販売されていると伺っています。みなさまの活動についてご紹介いただけますか
湘南二宮・ふるさと炭焼き会の石川と申します。
我々の活動場所は神奈川県中郡二宮町というところです。会員数は30代から90代まで39名です。コアメンバーは11名、平均年齢77歳です。


会では、山林、竹林や耕作放棄地の整備をしたり、間伐材を使って木炭や竹炭を作っています。
また花炭として芸術性を高め、高く売るなどしています。副次生産物としてできる木酢液や竹酢液の販売をしています。
木炭の販売先はほとんどキャンプ場ですが炭の関連製品の収入があります。
町の観光案内所において二宮の生産物をと一緒に売ってもらったり、焼き鳥屋や、まちのイベントに出品して売っています。
それから、地域の農家支援です。老齢化で畑の管理ができなくなったところを助けています。
援農報酬や物品の加工、販売について。特に銀杏と八重桜の管理をしています。
銀杏は拾ってきれいにし販売しています。
八重桜は花を摘みそれを漬物会社に持っていきます。これはお祝い事の時にあるような桜湯になります。
これらの収入は不作、豊作がありますので年によって変わります。

他には山林、竹林、庭の伐倒整備は基本的に無償で行い、切った材料だけ持って帰ります。このように地主さんと我々もWin-Winという形でやっていますが、中には整備だけしてくれという依頼もあり、そういう場合は有償でやっています。
間伐のほかにイノシシよけの柵を作りました。 助成金については国、県、民間からいただいています。
会では薪割機を持ってますので、薪ストーブを使うところやキャンプ場へ売ることができます。
今後はパン屋など薪を継続的に使うようなところなど、販売先を開拓していこうと考えております。以上です。