もりハグ!広場

もりハグ!見学&交流会in関西 その2 ~各団体からの報告~

2024年7月29日
もりハグ!勉強会

参加団体の代表の皆さんからの活動報告は次の通り。

京おとくに・街おこしネットワーク 中山 秀亞さん
当会は西山古道の整備事業はじめ乙訓地域の観光総合ガイド、西山古道とその周辺に陽光桜の植樹などを行っています。「西山古道」は17年前に西山三山から復活を依頼されて実現したものです。自然のままの道だけに、台風や豪雨の後は倒木が発生します。それを放置してしまうと誰も歩かなくなってしまうので、我々が月二回の整備でいち早く作業などを行っています。今では生き生きとしています。京都はオーバーツーリズムで大変ですが、西山古道は人気が出てきており、トレッキングマップ(400円)は今までに7千部販売しました。そのほかにもチラシやパンフレットでPRなども続けています。
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農都共生ネットこうべ(NPO法人自然環境復元協会) 高畑 正さん
主に神戸市須磨区で活動しています。須磨離宮公園でバタフライガーデンを作っています。田んぼの楽校(がっこう)、ビオトープ、バタフライガーデンを整備しています。チョウは変態やほぼ固定された食草など子どもたちが学習できる試みだと思っています。田んぼの楽校という活動では子どもも大人も楽しみながら農と都市を学んでいます。放置竹林の整備を行い、かつてのような棚田に戻したり、気持ちの良い竹林にする活動などを行っています。
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NPO法人ワトワーズ多聞台 島本 信夫さん
私たちはまちづくりのNPOです。活動拠点は60年前に神戸市が開発した神戸市垂水区にある住宅団地第一号です。ワトワーズは「和と輪」を表現しています。子ども向けのイベント開催などまちづくりにかかわる様々な活動も行っています。団地開発から50年以上が経過し、少子高齢化の問題、地域活力の衰退が課題となっており、10年前からは神戸市による少子高齢化対策のモデル地区となっています。その中で環境保全としては里山づくりや松ヶ池公園の外来生物駆除、中央公園にはコンセプトを持たせるため虫の楽園にしたく、環境教育も兼ねたバタフライガーデンを作る活動もしています。
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ESD・環境教育財団satosato  米本 桂子さん
私たちは活動場所や拠点を決めておらず教育に軸足を置き、自然と人をつなぐ架け橋の立ち位置で活動しています。ESDとは「持続可能な開発のための教育」の略です、学校、幼保の指導要領や指針に沿う中で自然体験を通して学ぶ学習を提供しています。山まではなかなか遠くて来てもらえないのが実情ですが、学校バタフライガーデンや学校ビオトープを作ることによって子どもたちに自然に触れてほしいという思いがあります。
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久保川と天王山の森を守る会 竹内 硯さん
家の横を流れる久保川にカリガネソウが育っており、その美しい植物を守りたいという思いから久保川の清掃を始めました。そののち私は活動の場所を山へ移し、荒れている竹林等を皆伐整備しました。明るくひらけ京都市内全貌が見えるようになりました。この場所を子どもたちは自由に楽しめ、大人にとっては散歩やリハビリロードなど地域住民の癒しの場所としたいという思いで活動しています。子どもたちに「自然に親しんだ基礎」があるというのは違うという思いで活動しています。観光目的の整備ではなく、SDGsです。園芸種は使わないと決めています。活動の地にはカリガネソウが育っています。こういった植生を守りたいのです。また、モデルフォレスト協会から補助金を受けて作業手当などに充てています。
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保久良夢広場利用者ネットワーク 前田 邦夫さん
私たちの活動地はかつては邸宅や企業の別荘地だった場所を神戸市が買い取ったものです、別荘地の良さは広場があること。比較的近隣にあること。
日頃は広場の整備と季節ごとのイベントを行っています。かつてのままの自然を残しつつ親しみやすい場所として整備しています。春はコブシ、アジサイの季節も人気があります。秋はアサギマダラ、モミジ。美しい季節のうつろいを楽しめます。アサギマダラは周辺にフジバカマをたくさん植えたことにより呼び込むことができました。
地域と子どもたちと自然を結びつけるために、子どもを飽きさせない工夫をしています。保久良神社、歴史ウォークを組み合わせるなど、基本は楽しく活動しています。
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