もりハグ!広場

もりハグ!見学&交流会in関西!ナシオン創造の森(兵庫県西宮市)活動報告その1

関西でのリアル交流会の開催報告

2024年7月29日
もりハグ!勉強会

6月28日金曜日、初の関西での見学交流会当日はあいにくの雨模様で
残念ながらナシオン創造の森の見学は中止となり西宮市塩瀬センターで雨天時プログラムでの開催となりました。
事前準備や会場設営など、ナシオン創造の森育成会のスタッフの皆様のサポートをいただき、無事開催することができました。ありがとうございます。
見学&交流会in関西の開催報告をご覧ください

活動報告と質疑応答
ナシオン創造の森育成会 中尾 利子さん


1970年代から始まった公団の開発後に残された14haの森林整備を行っています。
30年以上放置された森林をその植生に応じた姿になるよう目指しています。
この間森林整備の活動資金に交付金も得ました、大変助かりました。この交付金を受け続けられれば良かったのですが、書類提出も県と市から検査が入り書類も全部チェックされ、審査は3年間でも植生調査は5年間続けねばならないなど煩雑な事務作業も多く続けていくのは本当に大変でした。

森林の整備活動とともに森に学ぶ活動にも力を入れており、講師を招き学ぶ場を設けたり、近隣の東山台小学校3年生には年4回の自然体験学習の機会を。
また、兵庫県内の地域に学ぶ活動「トライやる・ウィーク」(5日間の社会体験)の受け入れをしています。塩瀬中学校2年生の希望者に座学と実学のプログラムを体験してもらっています。
また、ライセンス保持者による「森のムッレ自然教室」を開催して子どもたちへ「森の中は楽しいんだ」と知ってもらうような活動を始めています。
森に学ぶ活動、楽しむ活動で社会とのつながりを持ち、森を育てる活動、森林整備、園路の補修、木工作、ガンピの育成、ナシオン創造の森の代表的な花コバノミツバツツジの咲く林内など。このような「緑豊かな森」を理念として目指してきました。
様々な活動を積み重ね、目指していた森に近づいてきました。
今後は森の維持活動が主になりますが、少子高齢化を迎える今後はどのように継続していくかが課題です。他団体の情報も得ながら何ができるか模索し、できることから実施していきたいと考えています。

ナシオン創造の森育成会のウェブサイトはこちら

質疑応答

Q:活動記録がしっかりとれているのがすごいですね、どのようにデータを積み重ねているのですか

A:育成会立ち上げの時の理事長達が作ってくれた基礎の上にデータを積み重ねています。現在は各部会長がひと月分の活動を記録し、事務局が1年分をまとめています。写真などはLINEグループにその都度アップしてもらいこまめにデータを残すようにしています。便利になりました。

Q:どのような交付金制度を利用したのですか

A:林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金です。
林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金についてはこちらからご覧ください

Q:安全管理はどうしていますか、また有料のイベントはやっていますか

A:保険は必ずかけています。
焼き芋イベントの時は300円もらっています。その費用の中で保険も賄えるようにしています。
収支はとんとんというところです。

Q:地域の子どもたちとの繋がりを作られているのがすごいですね。
どのように子どもたちを呼び込んでいるのですか

A:こういう自然環境があるから小学校で使ってくれないかと小学校へ話を持ち込みました。自分たちから声をかけたり発信することが大事です。
黙っていたらだめです。