もりハグ!広場

「もりハグ!交流会2023」実施報告②

【第2部】活動報告会

「もりハグ!交流会2023」第2部は活動報告会でした。
かしわら森の会、鹿野の風プロジェクトの2団体から活動報告がありました。

【かしわら森の会】
 活動をスタートして間もなくコロナ禍に見舞われたというかしわら森の会さん。難しい状況の中、「不要不急というが、これは不要ではない」と判断をした会員さんがいらしたことなどを契機に、会の皆様がコロナ対策と工夫を凝らして継続してきた活動と成果のご報告でした。
 昨年末には、放置された森と森林資源の利活用が優れた取り組みとして、国土交通大臣表彰「手づくり郷土賞」を受賞されました。
 日頃の活動はイベントにあわせてチラシを作り、「広報かしわら」に掲載してもらい参加者を募るそうです。また、大人も子どももにぎわう森のコンサートの開催などでファンを増やしていらっしゃいます。ファンになってくださった方には「かしわらの森フレンズ」という友の会を通じ、イベント時などはメールで広報するなど、会員以外の参加者さん達とのつながりを維持していらっしゃるそうです。地道でフレンドリーな活動は参考になりますね。
かしわら森の会さんのフェイスブックページはこちら

【鹿野の風プロジェクト】
つづいて鹿野の風プロジェクトさん。11年前に山間部の過疎化が進む活動エリアで、里山でしかできない魅力あふれる地域づくりを目指し活動をスタートされたそうです。奮闘されてきた「里山まるごと木漏れ日計画」は、昨年大きく実を結び「山口県農林振興賞」「あしたのまち、くらし賞」「緑の都市賞 都市緑化機構会長賞」の3つの賞を受賞されました。
まわりを緑に囲まれた里山の中にあるからこそ、オシャレを目指したコナラの植樹への理解をなかなか得られず、地域住民1人1人に根気強く説得を続けたそうです。

植樹のほかに里山オープンガーデンの開催、スイーツの販売、カフェの開業、ベンチの設置など持続的に交流人口を増やす取り組みなどアイデアにあふれた活動が紹介されました。
「おしゃれ」をテーマの一つにしているそうで、コナラは株立ちのものと決めて植樹しているとのことでした。地域の魅力は何なのかを考え、「行ってみたい、住んでみたいと思われるような里山づくり」という、なりたい未来を描きながら邁進されているのが印象的でした。
鹿野の風プロジェクトさんのウェブサイトはこちら