全国仲間たち

子供と作ろう種から育てる未来の森

今まで、多くの緑化活動に関わってきましたが、どの活動も生物多様性の3つのレベルである種のレベル、遺伝子のレベル、生態系のレベルの観点から考えるといずれも満足いくものではありませんでした。しかしたまたま知ることになった生態学的混播・混植法は生物多様性の3つのレベルを満足しており子供たちと取り組むには最良の方法と考えました。未来の自然環境を守る上で最も大切なことは生物多様性の維持です。その土地で何の木を植えるべきか、その苗はどうやって出来ているのかなど森の生い立ちの基本を学びながら破壊された自然林の再生を目指します。森つくりには時間がかかります。その成長を見届けることが出来るのは今の子供たちです。名前の由来はそこから来ています。活動の特徴として、周辺の自然林から多様な種子を採種して苗床を作ります。翌年苗床で発芽した種子でポット苗を作ります。一定期間ポット苗で育った苗木を現地で植樹します。植えた状況、育成状況を記録します。すべての作業を小さなお子様から大人まで協力して行います。2009年から始まった活動は毎年行われ2021年で13回目を迎えました。参加者延べ500人、植えた樹種40種類以上、植えた木1000本以上となりました。

団体の主な活動

五天山公園採石場跡地(札幌市西区) チーズ工房タカラ(北海道喜茂別町) 農泊施設EKARA(北海道三笠市)  オーベルジュ付きレストランサグラ(北海道余市) 新築住宅外構(札幌市)

活動で大事にしていること

誰でも簡単にできるというのが生態学的混播法の醍醐味です。地域市民の方々が中心に親から子へとこの活動を広げ観察と記録を継続することで活動が継続し侵略的外来種の生育域拡大を防ぎ自然林のような多様性に富んだ森の再生をし、その中で生活できる未来を考えて活動しています。その土地にある森で採取し、発芽させ、植樹するのは当たり前ですが、その後の記録を取ることが大切です。子供たちは、去年採取した種がちゃんと発芽しているか?、去年植樹した苗木が何センチに成長しているか?を楽しみに参加してくれます。自分が未来の森作りをしている意識が大切なのです。

団体の特長

我々の活動場所である五天山公園の採石場跡地は岩盤の上に薄く表土を客土して成木の植栽が行われましたが、表土が薄いところでは、植栽された樹木の多くが枯死してしまいました。そこで劣悪な環境でも在来種の自然林に近い樹林造成に大きな成果を上げている専門家に協力を求め、多種の実生群ポット苗を用いた植樹を実施しました。数年は多くの侵略的外来種の繁茂により実生群ポット苗導入にも苦戦をしていました。そこで防草シートを用いて多種の実生群ポット苗が大変高い確率で成長を始めました。ただ植えるだけでなく、生態学的混播・混植法の、目標の設定、種子の採種、苗の養成、植栽、記録、追跡調査、評価の森作り全体を通した考え方と技術を身に着けることが大切です。

今後の課題

上記でご説明したように、侵略的外来種の草本を抑えるため、防草シートが必要であることが、わかりましたが、高価なために助成金がなければ難しいこと。防草シートがあっても草本はゼロではなく、植樹活動本番の事前にメンテナンスしなければなりません。かなりの労力が必要なため、役員の高齢化が進むいま、次世代の人材がなければ難しいと感じていますので、毎年ご参加いただく森作りへの意識が高い方々に少しずつ引き継いでいきたいと考えております。

『もりハグ!』サイトを通じて、他団体と情報交換したいこと

植樹した苗木の成長具合、その土地にあった苗木をどのように選んでいるか?スタッフ要因の人員の確保?

団体情報

団体名子供と作ろう種から育てる未来の森
ジャンル・公共の緑の維持管理
・地域の環境改善・美化
・自然観察・環境教育
・地域のコミュニティづくり
・地域の生物多様性を守る
・植林・間伐など林業ボランティア
会員数毎年延べ100人前後の参加者
主な活動
スケジュール
上記五か所の植樹場所に一年に一度開催。 日曜の9時集合12時解散
活動場所北海道札幌市西区福井423
最寄り駅五天山公園前
会員募集等イベント開催時に参加者募集
見学可能
電話番号090-7516-8711
携帯電話番号090-7516-8711
ホームページhttps://www.humu.jp
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