もりハグ!広場

【もりハグ!勉強会(2025年3月15日開催)レポート その4】枯れ枝伐採ボランティア倶楽部の活動事例
続いて枯れ枝伐採ボランティア俱楽部さんです。活動場所は公園なので、販売という形ではないのですが。会員の皆さんで切り出した木を薪にして、それを持って帰るという活動をなさっています。
枯れ枝伐採ボランティアの柴です。

我々の会は写真にありますように。会員は約50名、30代から50代が中心になっています。
活動場所は小幡緑地公園で、日本で一番大きい都市公園公園です。広大な森です。
そこで傾いてきた木や枯れ木、倒れる危険な木や「あの木を切ってくれ」というような要望が来ると、公園管理事務所の方がピックアップし伐採の要請が来ます。
我々が出動しその木をカットしています。公園に協力をするとともに、その切った木を薪割り機で加工し、薪ストーブを使っている会員が持って帰るというような活動をやっております。
公園は県有林ではあるのですけども。我々の活動は無償なので、非常に県としてはありがたいというようなことがありまして、倒れたり倒した木を薪に加工して、木をいただいて持って帰るというようなことやってます。この活動は老若男女誰でもできますから。一家で参加をする近隣の方が多いです。
楽しくわいわいガヤガヤと活動をしているという会でございます。
どうやって若い会員さんを増やしているのでしょうか?
おそらく今日お集まりの他の団体さんにもすごく参考になるお話だと思うのですが、いかがでしょうか?
確かに会員は30代から50代がほとんどです。最年長が会長で55歳です。
会員の子供が同級生だったり、近所薪ストーブをやっている会員が積極的に広報するというか知り合いにアピールして、一度体験で来てごらんと声をかけ、薪をもらって帰っていただき、焚いてみるとタダで薪が手に入る。というようなこともあるからか、確信はもてませんが、そんな若い人のコミュニティで成り立っているのかな?というように思っています。
公園のものを切って持ち帰ることはどこでもできることではないと思うのですが、どういう経緯で「伐採して材を持って帰って薪にしていいよ」という話になったのでしょうか
初代会長が愛知県の県営事務所の方にあの危険な木を切らして欲しいと言ったのがきっかけです。倒木は危険だと社会で問題になったという時期でして。公園側としてはできれば切りたいけど、業者に頼むと一本十万円という高価な費用がかかるというようなこともあり、「切れるもんなら切ってみてください」と言われ、試しに切ったら「意外と上手ですね」ということになり、我々はこの公園の木を切ることになりました。
公園事務所からすると造園屋さんに払う費用はゼロになり、予算の大幅な削減になる。我々にとってみれば、ただで木を持って帰れる。公園を使われている方にとっては安心安全な公園で遊ばせる遊ぶことができる。というようなことで『Win-Win-Win』の関係で成り立っているという感じです。
以上です。